社会人になるときに準備しておくべき3種類の印鑑
学校、大学を卒業して新社会人になると様々な場面で印鑑が必要になってきます。今まで印鑑を使う機会がほとんどなかったという方も多いことでしょう。社会人になるとどんな場面でどんな種類の印鑑が必要になるのか分からず不安になってしまうのは仕方がないことです。
ここではそんな不安を解消すべく、社会人になるときに用意しておくべき3種類の印鑑を解説していきます。
社会人になって必要なのは認印・銀行印・実印の3種類
認印
まず初めに用意しておくべきものが認印です。
認印は書類に目を通したことを確認するときや、宅配便を受け取るとき、書留郵便を受け取るとき、それほど重要ではないちょっとした契約時など様々な場面で使用するものです。最近はサインだけで済ますことが多くなってきましたが、まだまだ使われるシーンは多くあります。
素材や大きさなどは特に決まりはなく、気軽に扱うような感覚のものです。百円均一のお店などで売っているものや、いちいち朱肉を使う必要のないシャチハタのようなインク充填式のものを使っている人も多いです。また、いつも同じハンコを使わなければいけないというわけでもありません。
印鑑自体の重要度は低いですが、もっとも使用頻度の高い印鑑と言えます。
銀行印
金融機関で口座を開設するときなどに必要になる届出印です。
口座からお金を引き出したり、支払いの引き落としの申込みなどで使用します。どんな印鑑でも良いわけではなく、金融機関ごとに登録できる印鑑が規定されています。シャチハタなどのインク充填式のものは使用できません。
実印
実印は印鑑の中で最も重要なものです。住民票がある自治体に印鑑登録することで実印となります。登録した自治体に発行してもらう印鑑証明書と印鑑を合わせて本人確認ができるようになっています。
実印は他の印鑑と違い、一人一つしか作ることができません。不動産登記や自動車の購入時、融資を受けるときなど人生においても重要な場面で必要になります。
印鑑登録できる印鑑のサイズなどは自治体ごとに定められており、その規定を満たすものでなければ登録することができません。
それぞれの印鑑を用意する必要性
基本的に個人が持つ印鑑といえば上記の3種類になります。
まず認印は使う頻度が高いのですぐにでも用意しておくべきです。
銀行印に関しては、すでに銀行口座をお持ちであれば改めて銀行印を作る必要はありませんが、社会人になると給与振り込み用とは別に引き落とし専用など複数の口座を使い分ける機会も出てくることがあります。必要になったときにすぐ使えるよう印鑑だけは用意しておくことをおすすめします
実印に関しては車通勤の場合などで新しく車を購入するときは必要になりますが、そうでなければすぐに使う機会はないかもしれません。しかし、いざ必要になったときに実印に見合った印鑑を選んで購入し、役所で印鑑登録をするという手間暇が掛かってしまうので就職を機に準備しておくと良いでしょう。
悩んだら3種類セット購入がおすすめ
初めて印鑑を作るときはどんなものを選んでよいのか迷ってしまうかもしれません。その上、認印、銀行印、実印とそれぞれに適した大きさなどを考慮する必要があります。
印鑑を販売している店舗やネット販売店では認印、銀行印、実印の3種類をセットで販売しています。サイズ等迷ってしまうときはこのようなセット販売のものを選ぶとそれぞれに合ったサイズのものが用意されており、悩まずに選ぶことができます。
印鑑の素材はかなりの種類があるのですが、セットで販売されているものは一般的によく利用されている素材のものが用意されているので失敗することがありません。
印鑑に関する知識がなく、初めて印鑑を揃えるときはセット販売の印鑑を選ぶのが賢明です。