【男性の実印】男らしい素材、恥ずかしくないサイズ、威厳のある書体
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男性用の実印の相場は?
実印を作るときに他の人はいくらくらいの実印を購入しているのか気になるところですね。
印鑑の価格は素材やサイズで大きく変わってきます。男性用の実印は女性と比べてサイズも大きめで素材も高価なものを選ばれる傾向があるようです。
実際に実印用として販売されている印鑑の価格は数百円から数十万円までと大きな幅がありますが、大多数の方が2万円以内で収まっているようです。
中でも1万円を予算とされている方が多く、次に5千円辺りに区切りがあるようです。
皆さんキリの良い価格で予算を組んでいるようですね。迷ったら2万円までで予算を組むと良いでしょう。
男性の実印におすすめの印鑑素材
予算が決まれば次に決めるべきはその素材です。印鑑を作るのに使われる印材は実に様々です。ラクトなどのプラスティック製のものから広く普及している柘植(つげ)などの木製、またパワーストーンなどの石製、象牙や黒水牛に代表される動物の角や牙から作られるもの、そしてチタンなどの金属製とあらゆる素材が使われています。
多くの種類がある印材ですが、丈夫で長持ちして実印としての風格を持ち合わせるものは限られてきます。特に男性であれば中途半端なものではなく、できるだけ良い素材の実印を作りたいものです。
では風格ある立派な実印を作るならばどのような素材が良いのでしょうか。いくつかおすすめの素材をご紹介していきたいと思います
チタン
印材の中でも最も頑丈と言われる金属製の素材です。金属の印鑑?と驚かれる方もいるかもしれませんが、チタン印鑑は今やどこのショップでも人気の高い一般的な素材なのです。
象牙
印材の最高峰と言えるであろう素材が本象牙です。風格はもちろん、印鑑性能も高く古くから人気のある素材です。予算が許すならば是非とも象牙で作りたいところです。
玄武(黒彩樺)
木製のものならば玄武をおすすめします。特殊な加圧加工で通常の木材よりも頑丈に作られているので実印に最適です。木ならではの木目模様も美しいものです。
おすすめのものをピックアップしましたが、他にも魅力的な印材はたくさんあります。こちらを参考にしてください。
男性向け実印の大きさはどのくらいのサイズが最適?
実印として登録できる印鑑のサイズは各自治体で殆どの場合8mmから25mmの正方形に収まるものとされています。このサイズであればどの大きさでも登録できるのですが、一般的に男性用の実印として多くのハンコ屋が推奨しているサイズは次のようになっています。
ショップ名 | 10.5mm | 13.5mm | 15.0mm | 16.5mm | 18.0mm |
---|---|---|---|---|---|
ハンコヤドットコム | ○ | ○ | ○ | ||
はんこdeハンコ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ハンコマン | ○ | ○ | ○ | ||
ハンコヤストア | ○ | ○ | |||
はんこプレミアム | ○ | ○ | ○ | ○ | |
平安堂 | ○ | ○ |
どこのショップでも推奨されているサイズは16.5mmまたは18.0mmとなっています。
苗字だけを入れる場合など字数が少ないときは大きなサイズだとバランスが悪くなりますので13.5や15.0を推奨しているショップもあります。フルネームや姓だけでも文字数が多い方はできるだけ大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。
実印の書体はどれがいい?
印鑑の文字には篆書体(てんしょたい)、吉相体(きっそうたい)、隷書体(れいしょたい)、古印体(こいんたい)、行書体(ぎょうしょたい)、楷書体(かいしょたい)などなど様々なフォントが使用されます。
これもサイズと同じでどれでなければいけないということはありませんが、楷書体などあまりに簡単な字体は偽造防止のためにも実印では使わないほうが良いでしょう。また、吉相体(印相体ともいう)は人気のある書体ですがデザイン性が高いために稀に文字が読めずに印鑑登録ができないこともあるので注意が必要です。
これらの中でおすすめする書体は「篆書体(てんしょたい)」です。普段から使う漢字とは違った形をした文字ですので偽造をされにくい上に文字自体はある程度可読性があり誰のものかが分かりやすいという利点があります。
篆書体は印鑑用の書体の中でも古くから使われているもで、有名な国宝「漢委奴国王」金印もこの書体で作られています。また身近なところではお札に捺されている印もこの書体のものです。
彫る文字はフルネームか苗字じゃなければいけない?
実印に彫ることのできる文字は自治体で定められた内容によりますが、住民票に登録された「氏名」、「氏」、「名」または「氏名の一部を組み合わせたもの」などと指定されています。
これは自治体によってばらつきがありますのでご自分が住民登録している自治体に確認するようにしてください。今ではほとんどの自治体がネットで情報を公開していますので検索サイトで「自治体名 印鑑証明」と検索すると説明されたページを見つけることができます。
ただし、「氏」だけや「名」だけでも実印が作れるとは言っても男性の方の場合は大きめのサイズの印鑑を選ぶことが多いですし、偽造などのことも考えるとやはりフルネームで作りたいものです。
男性向けのおすすめ実印作成まとめ
ここまでの内容を整理して男性におすすめの実印をまとめると次のようになります。
- おすすめの価格は5,000円~20,000円
- 大きさは16.5mmまたは18.0mm
- 素材はチタン、象牙、玄武
- 書体は篆書体(てんしょたい)
- 氏名のフルネームで彫る
以上、男性用の実印作成についてポイントを解説してみましたが参考になりましたでしょうか?ここで解説した内容は「こうしなければいけない」といったものではありませんので、あくまで参考にしながら最終的にはご自分が納得する立派な実印を選んで頂ければと思います。