名前に旧字体の漢字が使われていてもネット通販で印鑑は買える
このページに書かれていること
変換できない旧字体があると印鑑をネット注文できない?
旧字体などで複雑で難しい漢字や文字自体は簡単なものでも一般的に使われていないような漢字が氏名に含まれている方は、パソコンやスマホなどで変換できずに他の代替文字をあてたり平仮名を使ったりすることもあるでしょう。
例えば「辺」という漢字は「邉」や「邊」など変換可能な文字以外にも実に十数種類も存在しますが普段は「辺」と書いて済ませている方は多いようです。
普段はそれでも大きな問題は起こることはないと思いますが、住民票に記載された通りの漢字を相手に伝える必要がある場合は困ってしまいます。
印鑑を住民票に記載された正式な漢字を使って作る場合、実店舗であれば特に問題なく注文できると思います。しかし店舗に行く時間が確保できなかったり、ネット通販で少しでも安くあげたい場合などはどうにかして正しい漢字をネットショップ側に伝えなければなりません。
ところがパソコンやスマホでは変換できない漢字です。ネットでの注文は不可能なのでしょうか?
販売サイト毎に旧字体の対応状況を調べてみました
ほとんどのネット印鑑ショップは旧字体など変換できない文字でも注文を受け付けられるように様々な工夫をしています。販売サイト毎の対応状況を見てみましょう。
ハンコヤドットコムの旧字体対応
印鑑ネット通販大手のハンコヤドットコムでは旧字体表を用意しており、その中から該当する文字を記号で指定することができるようになっています。表の縦軸横軸にアルファベットと数字を並べ「A-1」のように文字を指定します。
この表には全部で138文字が並べられていますがこの中に載っていない漢字があれば最終的には画像や写真などをメールに添付して送ったりFAXを利用したりして対応しています。
ハンコマンの旧字体対応
ハンコマンでは注文時に備考欄に記述する方法をとっています。例えば【高木の高は「はしご」の高】、【埼は大ではなく立】といった具合です。文字によっては指定するのが少し難しいこともあるかもしれません。
ハンコヤストアの旧字体対応
ハンコヤストアもハンコヤドットコムのように旧字体表を用意しており、その中から選んで注文時に指定する方法を採用しています。掲載されていない文字は注文時に備考欄で説明をするか、メールやFAXで指定することができます。
旧字体対応表から選ぶ方法と注文時に備考欄に説明する方法が一般的なようです。いずれにせよネットショップでも少し手間こそかかりますが旧字体でも注文することが可能です。
事前に印影を確認することもできます
対応漢字表から選んだり添付画像を送ったりしても実際にちゃんと期待通りのものが出来上がるのか不安な方もいるかと思います。
そんな不安を解消するための過程も用意されています。彫り始める前にどのような印影になるかを確認するサービスがありますのでそれを活用しましょう。前述した3つの販売サイトのいずれでもこのようなサービスを行っています。
画像やFAXなどで彫る前のデザインが確認できるようになっています(ハンコマンは画像のみ対応)。細かな部分をチェックして校正することが可能です。少し手間は増えてしまいますが完成した印鑑が届いてから間違いに気づくともっと面倒になりますので事前チェックしておくほうが良いでしょう。
特別な文字でも値段は変わらない
少なくとも前述の3つの販売サイトでは印鑑の値段は彫り方(完全手彫りなど)と素材選び、サイズ選択で基本的に決まります。難しい漢字だからといって値段が変わることはありませんので安心してください。
ただ、注意したいのは印鑑サイズの決め方です。彫ってもらう文字が画数が多く複雑で細かな場合は印鑑のサイズをできるだけ大き目なものを選ぶようにしたほうが良いでしょう。
旧字体だと注文するのに手間は少し掛かってしまいます。しかし、実店舗でやり取りすることと比べれば、夜中などでもご自分の都合の良いときに家に居ながらにして校正ができるため、ネット通販のほうがメリットが大きいのではないでしょうか。
しかも実店舗で注文するよりも価格も低く抑えられているのでネット通販のほうがお得なのは言うまでもないでしょう。