学校で卒業記念にもらった印鑑は実印として使わないほうが良い理由
社会人になるとある日突然実印が必要になるときが来ます。
そんなときに学校でもらった卒業記念の印鑑を実印として登録しようと思う方が多いようです。
そして仕舞ってあった印鑑を出してきて思うものです。小さいな。これって実印にできるのか、と。
さて、そんな卒業記念印鑑は実印として登録しても良いのでしょうか?
このページに書かれていること
卒業記念印鑑を実印にしないほうが良い理由
結論から言うと卒業記念でもらった印鑑を実印にするのはおすすめできません。大きな理由は次の二点です。
- 実印用としては貧弱すぎて耐久性・安全性が低い
- 社会人として人前で使うには恥ずかしい
実印用としては貧弱すぎて耐久性・安全性が低い
学校でもらう印鑑は認印に最適。銀行印までならまだいいかなという程度のものがほとんどです。
一般的に実印用として想定されていない作りですので耐久性が低かったり、偽造されやすい書体であったりと実印には不向きです。
社会人として人前で使うには恥ずかしい
実際にそのときにならないと気づかないのですが、契約時に相手に見られるのがかなり恥ずかしいです。
実印を使うときは当然相手がいます。相手が見ている前で捺印するときはもちろん、見ていないところで押しても契約書は相手に渡すので印影は見られます。
契約書には契約相手の印鑑も押されているのでそれと比べると明らかに印影が貧弱です。
相手は口には出さないでしょうが、心のなかでは「卒業印鑑?!」と思っているかもしれません。
学生の間はまだ良いですが、社会人になったらさすがにしっかりとしたもので作りましょう。
実印は頻繁には使うものではありませんが、人生の今後を左右しかねない重要な契約で使うものです。
そんな大切な実印ですから安易に手元にあるからという理由だけで簡単な作りの印鑑で済ますことは避けるべきです。
また、卒業印鑑を銀行届出印として既に使ってる方は重複して実印登録してはいけません。
卒業印鑑を実印にしようと考えてしまう理由
実印は重要な印鑑だからしっかりとしたものを作ったほうが良いと分かっているのに作らない理由は何でしょうか。
- 値段が高そう
- はんこ屋に行くのが面倒(または近くに印鑑店がない)
- どんなのを買えばよいのかわからない
こんな理由で実印用の印鑑を買わないようです。
値段が高そう
実印用に作られた印鑑って1万円とか2万円とかするんじゃない?そんなふうに思っているのならばそれは誤解です。
もちろん、そのくらいの印鑑もありますし、10万円を超えるようなものもあります。
しかし、そんなに高いものだけではありません。
店舗でオーダーメイドするとそれなりの値段になってしまいますが、ネット通販印鑑店では、オーダーメイドでも千円台で十分なものが手に入ります。
予算が少ないのであれば実印用として売られている中で安いものを選べば十分です。
それでも卒業印鑑よりも立派なものが手に入ります。
はんこ屋に行くのが面倒(または近くに印鑑店がない)
はんこ屋に行くのが面倒くさいということはあるでしょう。
ましてや印鑑ショップがない地域に住んでいれば一日潰して注文に行き、また引き取りに行かなければならないわけですから大変です。
仕事の都合で営業時間内に行くこと自体が無理で諦めている人もいるでしょう。
しかし、今はネットの時代。印鑑でさえネット通販で買うのが当たり前です。
ネット通販ならば時間の制約もありませんし、取りに行く必要もありません。深夜にじっくり時間をかけて品定めも可能です。
印鑑を通販でというと不安感をもつかもしれませんが、ネットのセキュリティーも格段に向上した昨今、印鑑もネット通販が当たり前に利用されています。
どんなのを買えばよいのかわからない
これについては何も心配はいりません。ネット上にいくらでも選び方は解説されていますし、そもそも実印用として売られているものならどれを買っても問題ありません。
あまり考えすぎずに選びましょう。実印用と表示があればどれを選んでも卒業印鑑よりは良いものが手に入ります。
ちゃんと調べてから買いたいと思われるならば、当サイトでも実印の選び方の解説を用意していますので参考にしてください。
しっかりとした実印を作りましょう
実印はあなた自身を証明するあなただけの唯一の大切は印鑑です。
一度作ってしまえば何度も作るものではありません。
そうそう作り替えるものでもありません。
面倒くさいと言わずに、ずっと使い続けられる、そして人前で使っても恥ずかしくないようなしっかりとした印鑑を購入するようにしましょう。
近頃は印鑑もネットの印鑑専門店で購入される方が多いようです。すぐに注文できて自宅に届けてくれるのでとても便利です。
手軽に印鑑を作れますからネット通販で印鑑を作ってみてはいかがでしょうか。