実印を紛失したときにすべきこと
実印を失くしてしまった!まず最初にやるべきこと
実印を紛失してしまったら迷わずに印鑑登録をしている市区町村の役所・役場に行って印鑑証明を交付できないように手続きをしましょう。重要な契約に使用される実印ですからもし誰かの手に渡ってしまったら大変です。そのような可能性が否定出来ないような状況ならばとにかく手続きして被害を起こさないように手を打つべきです。印鑑証明書の発行ができなければ誰かに盗られたとしても実印としての効力がありませんので大事に至ることはありません。後からまた印鑑登録して新しく実印を作れば済むだけのことです。まず被害が出ないように。これが最重要です。
見つからないならば新しい印鑑を作りましょう
探してみてすぐに見つかればそれに越したことはありません。しかし、探しても見つからないのであれば他人が持っている可能性があるわけですからきっぱり諦めて新しい印鑑を作り再度印鑑登録するようにしましょう。新しい印鑑を登録すればそれが唯一のあなたの実印になるのですから紛失した印鑑のことを心配する必要はありません。もし後から出てきたのであれば実印以外の通常のハンコとして使用すればよいでしょう。
新しい印鑑を役所で登録し直しましょう
新しく印鑑が出来上がったら早速役所へ赴き、印鑑登録の手続きをしましょう。手続きが完了すれば晴れて実印紛失の一件は終了して不安な日を過ごすことはなくなります。
旧実印を使った過去の契約はどうなるの?
実印を新しい別のものに変えた時に心配になるのがそれまでの実印を使った契約の効力だと思います。実印が変わったのでそれらは無効になるのか?大丈夫です。印鑑が変わったからといって何か特別にすることはありません。実印と実印証明書とのセットで契約の際に本人確認がされていますので契約締結後に実印が変更されていてもその契約は有効です。
同じ過ちを起こさないために実印の取り扱いに注意しましょう
認印や銀行印だとしても大切でない印鑑などありませんが、印鑑の中でも実印は特別で最も重要なものですから、普段から大切に保管する必要があります。実印は印鑑証明書とセットで大きな効力を持ちますからもし盗難されても印鑑証明が発行できないように実印本体と印鑑証明書を発行する際に必要になる印鑑登録カードなどは別々に保管すべきです。また、契約書などとも一緒に保管しないようにしたほうが良いでしょう。